マンション入口より出てきて胸の無線のマイクよりしゃべり始めました。
その無線マイクは消防車等から声が出て、外へのアナウンスになっています。
消防士:『えー。只今の火災報知器の音は、押し間違えとわかりました。』
野次馬、住民のあんどのため息となーんだのため息・・・
私も思わず『押し間違いー!?』
消防士と警官:『住民の方は部屋に戻ってもらって結構です。』
住民:『よかったー。けど煙って?煙は?何?』
消防士と警官:『うーん。なんだったんでしょう?とりあえず火の気は全くありません』
住民:『見間違い?まあ、もどりましょう』と順次部屋に戻っていきました。
私も、車に残した妻と子供を迎えに行き、
私:『部屋に戻って、いいって。押し間違いだって』
妻子供:『えー!!まじめに?煙は?』
私:『無いらしい。何も』
妻子供:『はー・・・』と私たちも部屋に戻りました。
私は理事会役員でもあるため、再度下りて情報収集をしました。
階段で下りていくと5階の方が丁度いて話しました。
私:『5階から煙と言う事で聞いてたのですが・・・』
5階の人:『私も聞いてビックリで何も無いですよ。』
私:『そうなんですか。けれど管理人室の火災報知受信器に5階の点滅があったらしいのですが・・・』
5階の人:『それはですね。私、部屋のインターホンについてある非常ボタン押したんです。ずーっと火災報知器が鳴っていたんで、押して連絡しようと思って。そしたら、押したけど何も話できず、気づいたらサイレンが近くに来るじゃないですか・・・。先ほど聞いたのですが、それを押すと管理会社と消防署に非常連絡だけいくらしいです。そして管理人室の火災報知受信機に押した部屋番号が点灯するらしいのです。』
私:『なるほど。今、ある程度線になりました。わかりました。では。』
と別れ、更に地上まで下りました。
すると、警官・消防士・管理会社の方がいました。
で、聞きました。
私:『で、結局なんだったのですか?』
消防士:『たぶん。ある子供さんがボールか何かで遊んでいて、天井か壁の報知器にぶつかったらしいです。たぶんそれだろうと。』
私:『え!?』
消防士:『事情を聞いている時に、ある方がポロって言ってたので。あれかしら・・・て感じで』
私:『え!?』
消防士:『はっきりとは言っていませんがね。たぶんそれです。』
私:『ありゃーそうですか。煙は全く関係ないのですね。』
消防士:『全く関係ないですね。火の気はありません。』
私:『わかりました。』
と、結局は見間違いの間違い。慌てマンボウ。
避難訓練には、なりましたけどね。それにしてもあせりました。
最後に、避難訓練の流れをご一緒に確認しましょう。
1)ある子供ボールではしゃぎ火災報知器鳴らす
2)ずーと鳴っている為、以下の方が行動されました
Aさん:部屋インターホンの非常ボタンを押す
Bさん:廊下火災報知器ボタンが斜めになっているので、直そうとして押す
Cさん:廊下火災報知器を押す
3)管理人室火災報知受信機を見た方が、以下の行動をされました
@:点滅部屋番号確認
A:玄関インターホンより部屋に連絡
B:応答が無い為、5階へ
C:煙を確認 ???
D:自分の部屋へ戻り、廊下火災報知器を押す
E:家族で避難
F:玄関インターホンより各部屋へ避難連絡
4)消防車、警察、救急車、野次馬到着
5)マンション中、消防士の人人人
6)住民事情聴取
7)原因解明
8)訓練終了
とまあ、こんなとこでしょうか?いろいろ重なっております。
やはり、慌てていますね。これが良い訓練となり、本番は嫌ですが生かせればよしとしようと考えます。しかし、緊迫していました。
※余談ですが、1)と3)は同一家族です・・・